
人型ロボットを工場や物流現場などに導入するため、フィジカルAI(人工知能)に人間の作業を学習させるデータ収集センターが26日、千葉県習志野市で本格稼働した。漢方薬メーカーのツムラや機械専門商社の山善など5社が運営に参画。1社単独では難しい、膨大な作業データの収集やAIによる学習を連携して行い、産業現場での実用化を目指す。
5社が参画するコンソーシアム(共同事業体)「J―HRTI(ジェイハーティ)」が運営。同日、報道陣に公開した施設には、最大40台の中国製人型ロボットとオペレーターが常駐。仮想現実(VR)ゴーグルを装着したオペレーターがロボットを操作しデータの収集などを行っていた。このほか実際の作業環境を再現したエリアなどで導入に向けて検証する。今年度中に、搬送など単純な作業での導入を目指す。
ツムラの熊谷昇一執行役員は「人口減少で労働力確保が困難になる中、(製品の)安定供給のためには自動化、無人化が必要だ」と話した。
〔写真説明〕ツムラなどが参画する企業連合が公開した、人型ロボットのデータ学習拠点=26日、千葉県習志野市
2026年08月27日 07時32分