
【シリコンバレー時事】国家安全保障上の「サプライチェーン(供給網)のリスク」への指定取り消しなどを求め、米人工知能(AI)企業アンソロピックが米国防総省などを訴えた裁判で、米西部カリフォルニア州の連邦地裁は27日、指定は憲法違反だとの判決を下した。AIの軍事利用の制限撤廃を拒んだ同社に対する、トランプ政権による「違法な報復」と断じ、指定に関する措置の取り消しなどを命じた。
国防総省はアンソロピックのAIモデル「クロード」を機密システム内で利用していたが、軍事利用の制限を巡り同社と対立。今年2月、アンソロピック側が完全自律型兵器での利用などに関する制限撤廃を拒んだところ、トランプ大統領が全ての連邦政府機関での同社製品の利用中止を命じ、国防総省が同社を供給網リスクに指定した。アンソロピック側は取り消しなどを求め、3月に提訴していた。
〔写真説明〕米アンソロピックの人工知能(AI)モデル「クロード」のロゴ
2026年08月28日 18時07分