ベネズエラ産原油2割を「支配」=米大統領、合意と表明



【ワシントン、サンパウロ時事】トランプ米大統領は28日、南米ベネズエラ産の原油650億バレル超について、「米国が支配権を握る」とSNSで表明した。ベネズエラの原油埋蔵量の約2割に当たる。トランプ氏は「ベネズエラとの間で、世界史上最大の原油取引の合意を結んだ」と誇示。1月の軍事作戦で反米左派のマドゥロ大統領を拘束して以降、ベネズエラの石油利権の確保に意欲を示していた。

ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇る。ただ、石油産業を国営化したことで米国をはじめとする外国企業の撤退が相次ぎ、インフラの老朽化によって産油量は低迷している。トランプ氏は産業の再建を進める意向も示していた。

トランプ氏は、マドゥロ氏拘束後のロドリゲス暫定政権との間で、「民間企業との協力を通じ、米国が過半の支配権を握ることを米国の納税者に一切負担をかけずに確保した」と強調した。

その上で、「歴史的な取引によって、米国の原油埋蔵量は2倍以上に増え、供給が大幅に拡大する」と書き込んだ。ガソリン価格の引き下げに加え、「ベネズエラが大きな成功と繁栄に向かう歩みを続けることにもつながる」とした。

ベネズエラのロドリゲス暫定大統領も同日、米国と「歴史的な合意」に達したと発表した。ロドリゲス氏によると、合意は650億バレルの埋蔵量を見込む17カ所の油田開発を想定。1000億ドル(約16兆円)超の投資により、2090億ドル(約33兆円)以上の税収を見込んでいるという。

2026年08月29日 11時15分

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