
ホンダと日産自動車は31日、次世代車「SDV」の中核となる基本ソフト(OS)などを共通化することで合意したと発表した。2029年度にも両社の新型車に搭載する。巨額の開発費負担を軽減し、先行する米テスラや中国メーカーに対抗する。
25年2月に経営統合協議が破談に終わってから1年半。競争激化に加え、米国の高関税など事業環境が悪化する中、大手2社の協業が動きだす。日産が出資する三菱自動車も合流する方向で検討する。
SDVは、ソフトウエアを更新することで性能を向上させられる自動車で、今後の競争力のカギを握るとみられている。ホンダと日産は基盤となる車載OS、ブレーキなど車両の動きを制御する「電子制御ユニット(ECU)」など中核部品の主要部分を共同開発し、共通化する。
中核部品を共通化し、搭載する車両が増えれば、投資を回収しやすくなる。部品調達コストの削減や走行データが増加する効果も期待できる。両社は「技術的知見や人材などを融合し、開発リソース、効率の最大化を図る」と説明した。
自動運転や運転支援機能、音楽など車内エンターテインメント機能などは、それぞれ独自の取り組みを進めていく。
〔写真説明〕ホンダ(左)と日産自動車のロゴマーク(AFP時事)
2026年08月31日 19時43分