茨城・常陸大宮に文献調査申し入れ=核ごみ処分地選定巡り―経産省



経済産業省は31日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定を巡り、茨城県常陸大宮市に文献調査の実施を申し入れた。実施されれば北海道寿都町、神恵内村、佐賀県玄海町、東京都小笠原村の南鳥島に続いて全国で5例目。国主導での申し入れは小笠原村に続き2例目となる。

経産省幹部が同日、常陸大宮市役所を訪れ、鈴木定幸市長に申し入れ書を手渡した。鈴木氏は「非常に前向きに捉えている。市議会の話も聞いて最終判断をしたい」と述べた。

赤沢亮正経産相はその後、同省内で記者団の取材に応じ、「国からの申し入れに正面から向き合っていただき感謝を申し上げたい」と鈴木氏へ謝意を表明。その上で「文献調査地区をさらに拡大すべく、国の責任で地域に申し入れを行っていきたい」と語った。

常陸大宮市は茨城県の北西部に位置し、栃木県と隣接している。国が2017年に処分適地を示した「科学的特性マップ」では火山や活断層が付近にない「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」地域に該当する。海には接していないが、市内の一部地域は沿岸から20キロメートル程度で「輸送面でも好ましい」とされている。

【時事通信社】 〔写真説明〕高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分地選定に関する「文献調査」の申し入れ書を経済産業省幹部(右)から受け取る茨城県常陸大宮市の鈴木定幸市長=31日、同市 〔写真説明〕高レベル放射性廃棄物を一時保管する日本原燃の施設=2024年11月、青森県六ケ所村

2026年08月31日 19時08分


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