
信金中央金庫の須藤浩理事長は3日までに時事通信のインタビューに応じ、中小企業のアジア進出を後押しする方針を示した。須藤氏は「個々の信用金庫が現地での資金調達や販路拡大をサポートするのは簡単ではない」と説明。信金単独ではカバーし切れない海外ニーズに対応する。
信金中金は、海外進出企業の支援体制強化を進めており、5月にはベトナム最大の都市ホーチミンに駐在員事務所を開設した。駐在員事務所開設は約14年ぶりで、各信金の取引先の販路拡大などをサポート。須藤氏は「次のステージはインドが良い」と述べ、インドの現地金融機関との連携を深める考えも示唆した。
日銀の利上げに伴う金利上昇で、国債の含み損を抱える信金も目立ち、栃木信用金庫(栃木県栃木市)や稚内信用金庫(北海道稚内市)は信金中金から資本支援を受ける事態になった。須藤氏は「今はターニングポイント」とし、「乗り越えられれば信金の収益環境は改善していく」との見方を示した。資本支援に関しては「地域金融を絶やさないよう万全を期す」と語った。
〔写真説明〕インタビューに答える信金中央金庫の須藤浩理事長=8月25日、東京都中央区
〔写真説明〕インタビューに答える信金中央金庫の須藤浩理事長=8月25日、東京都中央区
2026年09月04日 07時51分