
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は3日、オンラインで講演し、近く発表される8月の物価指標でインフレの鈍化傾向が確認できれば、今月中旬に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを支持する意向を表明した。直近の指標は「ついにインフレ鈍化の兆しがいくらか見えるようになった」と歓迎した。
インフレ上昇のリスク要因として、米イラン紛争に伴うエネルギー高や、人工知能(AI)ブームを背景とした投資活発化などを挙げた。ただ、エネルギー高が多くのモノやサービスの価格を押し上げるといった「当初の懸念は起こっていない」と言い切った。
経済情勢に関しては楽観的な見方を提示し、株高の影響で個人消費の伸びが持続すると予想した。労働市場は安定しているとして、金融政策の判断に当たっては8月の消費者物価指数(CPI)などを重視すると明言した。
〔写真説明〕米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事=資料(EPA時事)
2026年09月04日 08時04分