【ニューヨーク時事】米連邦準備制度理事会(FRB)が15、16日の政策決定会合で利上げするとの見方が大勢となる中、週末11日の米金融市場では引き締めによるインフレ抑制期待から長期金利は上昇が一服、株価は大幅に上げた。利上げは通例、企業活動にマイナスだが、人工知能(AI)産業を中心とした成長は揺らがないとの強気姿勢が広がっている。
今週発表された米物価指標はインフレの根強さを示す内容で、市場で利上げは避けられないとの見方が強まった。ウォーシュFRB議長が8月末の講演で利上げを示唆したと受け止められたこともあり、専門家からは「行動しなければ発言との整合性が取れない」(大和総研の藤原翼研究員)との声が聞かれる。
11日は、政策金利の見通しを反映しやすい2年債利回りが前日の取引終盤比で一時0.06%上昇。一方、長期金利の指標でインフレ予想と相関が強い10年債利回りは、一時5%の大台に迫ったがすぐに低下に転じた。
株式市場では「長期金利が落ち着き、安心感が広がった」(日系証券)ことで、幅広い銘柄が買われた。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比509.19ドル高の5万2573.29ドルで終了。AIや半導体の関連株に買いが集まった。
2026年09月12日 15時31分
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