キッコーマン、米国第3工場開設=10月出荷開始、多品種生産も視野



【ジェファーソン(米ウィスコンシン州)時事】キッコーマンは、米ウィスコンシン州ジェファーソンに米国で3カ所目となるしょうゆの新工場を開設し、18日に当地で記念式典を開催した。茂木友三郎名誉会長は「北米全体で高まる需要へ対応するものだ」と述べ、新工場を活用し、北米地域向けの増産を進める方針を表明した。

第3工場はすでに稼働を開始しており、10月からしょうゆの出荷を始める。来年3月までに4000キロリットルを生産する予定。今後は「テリヤキ」用ソースやポン酢など、多品種の生産も視野に入れる。

式典には、中野祥三郎社長や茂木修専務のほか、地元関係者などが出席。同社にとって、第1工場(ウィスコンシン州ウォルワース)、第2工場(カリフォルニア州フォルサム)に続く米国での生産拠点となる。

同社は1957年に米国法人を設立し、試食販売やレシピ開発など地道な活動を通じてしょうゆや関連調味料の需要を開拓してきた。第1工場では73年から出荷を開始し、98年には第2工場からの出荷も始めた。現在では、米家庭用しょうゆ市場で同社製品が約6割のトップシェアを占める。

17日に記者団の取材に応じた茂木友三郎氏は、米国でしょうゆを使っていない人はまだ多いと指摘。「市場はこれから伸びると期待している」と語った。また、米国以外の海外事業について「一番可能性があるのは欧州だ。欧州の第2工場をどこに(建設)するかも話題になってきている」と明らかにした。

〔写真説明〕キッコーマンの米国第3工場=18日、米ウィスコンシン州ジェファーソン 〔写真説明〕キッコーマンが米国で製造するしょうゆ=18日、米ウィスコンシン州ジェファーソン

2026年09月19日 20時31分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース