
米国家庭用しょうゆ市場でシェアトップのキッコーマンは、需要拡大に対応するため同国3カ所目となる工場を新設した。国際事業本部長を務める茂木修専務に話を聞いた。
―米国でしょうゆ事業が伸びた背景は。
市場をつくり出していく力があったからだ。しょうゆを買ってもらっても、使い方が分からなければ二度と買ってもらえない。米国の家庭にある食材を使ってレシピを開発するなどの地道な活動が市場の創造につながった。
―米しょうゆ事業の展望は。
自然に市場が大きくなることはない。トップメーカーの当社が市場をつくるための提案をし続けることが重要だ。付加価値のある商品を開発することで今後も高い利益率を確保できる。
―課題は。
米国では老舗ブランドとなり、支持してくれている消費者の年齢も上がった。今後はファミリー層やZ世代にブランドを認知してもらわなければならない。CMを信用する人も少なくなってきたため、口コミなど、さりげないマーケティングが重要になってきている。
―米国以外の地域での成長戦略は。
しょうゆの味を知ってもらうために「テリヤキ」用ソースのような入門商品を開発し、需要を喚起するマーケティングを続ける。
〔写真説明〕インタビューに応じるキッコーマンの茂木修専務=8月12日、東京都港区
2026年09月19日 20時32分