
片山さつき財務相は5日、財務省でオーストラリアのチャーマーズ財務相と会談した。両国間の経済安全保障における協力強化や投資拡大を目指すため、「財務相対話」の枠組みを創設する覚書に署名。液化天然ガス(LNG)などのエネルギー安保や重要鉱物への投資といった分野を中心に連携を深める。
従来は次官級までだった日豪の枠組みを閣僚級に格上げする。署名式で片山氏は「連携をさらに強化し、インド太平洋地域、ひいては世界全体の安定的な経済成長に向けて貢献していく」と強調。チャーマーズ氏も「より緊密な日豪協力の重要性はかつてないほど高まっている」と話した。
財務相対話ではほかに、外国資本による国内投資の審査で情報共有を強化。国際協力銀行(JBIC)など公的金融機関を活用した投資支援も検討する。太平洋島しょ国に対する投資やマネーロンダリング(資金洗浄)対策支援でも協調する。
〔写真説明〕「財務相対話」の枠組みを創設する覚書に署名したオーストラリアのチャーマーズ財務相(左)と片山さつき財務相=5日午後、財務省
2026年10月05日 19時38分