
【ニューデリー時事】インド政府の経済政策に重要な役割を担うナゲシュワラン首席経済顧問が6日までに時事通信の単独インタビューに応じた。当初予想された2026年中の日本との名目GDP(国内総生産)逆転は実現していないものの、27年3月末には日本を抜き、米国、中国、ドイツに次ぐ世界4位に浮上するとの見通しを示した。
インド経済の強みについて、26年4~6月期に前年同期比7.8%の成長を遂げており「弱点が多いとは言えない」と分析。欧米諸国と比べ「インドは雇用創出や所得の拡大でより良い成果を挙げている」と自負した。一方、課題である若年層の失業が都市部の女性に顕著で、改善が遅れているとも言及した。
国際通貨基金(IMF)は25年、インドが26年にも名目GDPで日本を抜くと予測。しかしその後、逆転時期の予測を27年に後ろ倒しした。ナゲシュワラン氏は、インド統計局がGDPの基準年を改定した際、GDP規模を縮小したことが第一の理由と指摘。「数値をかさ上げする口実に手法の変更を利用しているわけではないことを示す証拠だ」と強調した。
〔写真説明〕インタビューに応じるインド政府のナゲシュワラン首席経済顧問=9月21日、ニューデリー
2026年10月06日 15時15分