
【ワシントン時事】世界銀行は4日、発展途上国が人工知能(AI)の普及促進を図ることで飛躍的な成長を遂げる可能性があるとした報告書を公表した。各国政府が電力、インターネットをはじめとしたインフラなどの格差解消に迅速に取り組むことが欠かせないと指摘。こうした課題を克服すれば、「本来なら100年かかるような発展を10年で遂げる可能性がある」との見解を示した。
世銀によると、AIが途上国に与える影響を包括的に分析した初の報告書となる。
世銀のギル上級副総裁兼チーフエコノミストは、大きなデータセンターなどを設けなくても「AIの恩恵を受けられる」と明言。各国の状況に応じて小型で低コストのAIを活用すれば、「何百万人もの人々により良い医療、教育、司法、農業指導を提供できる」と強調した。
〔写真説明〕世界銀行本部=米ワシントン(EPA時事)
2026年08月04日 22時21分