
厚生労働省は16日、糖尿病治療薬「マンジャロ」について、ダイエットなどへの目的外使用は思わぬ健康被害につながる恐れがあるとして、都道府県を通じて医療機関に適正使用を通知した。SNSでも注意を呼び掛けている。
上野賢一郎厚労相は同日の閣議後記者会見で、「健康被害を防止するため、必要な対応に取り組んでいく」と述べた。
同薬は、2型糖尿病治療薬として承認されている。しかし、ダイエットや美容を目的とした一部医療機関の適応外処方(自由診療)、SNSなどでの無許可販売が問題となっている。
通知は、適応外での使用について「安全性、有効性は確認されていない。思わぬ健康被害につながる恐れがあり、十分な注意が必要だ」と強調。承認された用法でも低血糖や急性膵炎(すいえん)の副作用が起こり得るとして、使用者へのリスク説明、副作用に対応可能な体制整備を要請した。その上で「真に必要とする患者への供給」が滞ることがないよう対応を求めた。
〔写真説明〕無許可販売されていた糖尿病治療薬「マンジャロ」=2日、大阪市(一部、画像処理してあります)
2026年06月16日 12時04分