「落ち着いた部屋に」「自宅が心配」=2次避難に歓迎と迷い―宇城市、氷川町、八代市・熊本震度7



震度7を観測した熊本県宇城市や氷川町を含む計4市町で、ホテルや旅館への2次避難の受け付けが始まった。避難生活の長期化で歓迎する声が上がる一方、自宅の様子が気がかりで避難所に残る人もおり、被災者の反応は分かれている。

宇城市役所に隣接する避難所にいた男性(73)は「この暑さではどうせ片付けもできない」と諦め顔。「避難所は仕切りがない。落ち着いた部屋に行きたい」と疲労の表情を浮かべながら2次避難を歓迎した。

同市の会社員森川泰宏さん(54)は、自宅の倒壊は免れたものの家屋全体がゆがんだため、80代の両親と共に弟の家に避難している。2次避難に前向きで、「家族とはいえそれぞれの生活があり、ずっとこのままというわけにはいかない」と話した。

「もう限界が近い」。自宅が半壊状態になり、発災当初から八代市立植柳小学校に身を寄せる福島洋子さん(78)は、ため息をついた。「ホテルに入らせてもらえれば、ありがたい。風呂に入ったり服を洗濯したりしたい」と切実な思いを口にする。

同市立麦島小学校での避難生活を続ける女性(65)は「ホテルの方が不安になる。自宅が気になる」と話し、2次避難はしないつもりだ。自宅の片付けを進めるという。

氷川町立竜北東小学校に81歳の母と避難している会社員岸幸子さん(57)は「クーラーも水もある。職員の人が見回ってくれるので、安心している。学校が再開するまで避難所に残りたい」と話した。

〔写真説明〕被災者をホテルなどで受け入れる2次避難の受け付けを開始した熊本県宇城市役所の窓口=3日、同市 〔写真説明〕市立植柳小学校の体育館避難所=3日午後、熊本県八代市

2026年08月04日 07時05分


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