初期症状でも積極冷却を=熱中症対策、3学会呼び掛け―熊本地震



最大震度7を観測した熊本地震を受け、日本救急医学会など3学会は4日までにオンラインで記者会見し、避難生活での熱中症対策を示した。暑さに応じた活動量の調整や水分・塩分補給に加え、症状が疑われる前や初期症状の段階から体を積極的に冷やす「アクティブ・クーリング」の実践を呼び掛けた。

アクティブ・クーリングは、衣服を脱いでぬれタオルや霧吹きで体をぬらしたり、首や脇の下、手足を冷やしたりして体温を下げる方法。日本救急医学会は、暑さで体調を崩す前の予防段階から取り入れることが有効だとした。

車中泊については、一律に避けるべきだとはしないものの、トイレを控えるための水分摂取不足などで脱水や熱中症を招きやすく、エコノミークラス症候群の危険も高まると指摘。昼間は空調のある施設で休むなど、できるだけ暑さを避ける工夫が必要としている。

日本災害医学会の阿南英明理事によると、熊本県南部の災害拠点病院では、7月28日から8月2日までに熱中症患者60人を受け入れ、1日までに搬送された患者の約半数が65歳以上だった。八代市内の特別養護老人ホームでは停電で空調が使えなくなり、定員70人のうち22人が熱中症疑いで病院搬送され、20人が入院したという。

〔写真説明〕避難所となっている小学校の体育館=3日、熊本県八代市

2026年08月04日 14時49分


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