
東京都内の運送業者など法人向けの軽油販売を巡る価格カルテル事件で、独禁法違反(不当な取引制限)罪に問われた東日本宇佐美(東京都)など石油販売会社5社の初公判が3日、東京地裁(福島直之裁判長)であり、5社はいずれも起訴内容を認めた。
ほかに同罪に問われているのは、ENEOSウイング(名古屋市)、エネクスフリート(大阪市)、キタセキ(宮城県)、共栄石油(東京都)。
検察側は冒頭陳述で、5社の営業担当者らは2012年11月ごろから「F会」と称して毎月情報交換をするようになったと指摘。昨年2月、公正取引委員会が長野県内で立ち入り検査を行うと、会合形式から電話連絡に切り替えて合意形成するようになったと述べた。
起訴状によると、5社の担当者は24年10~12月、都内の飲食店で、運送業者などに法人契約で販売していた軽油の価格を引き上げたり、引き下げ幅を抑えたりすることで合意したとされる。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区
2026年09月03日 11時16分