ニチリンに下請法違反で勧告=車用ホースの金型を無償保管―公取委



東証スタンダード上場の自動車用ホース製造「ニチリン」(神戸市)が金型などを下請け業者に無償で保管させていたとして、公正取引委員会は3日、下請法違反(不当な経済上の利益の提供要請)を認定し、保管費用の支払いや再発防止を求める勧告を出した。

公取委によると、同社は遅くとも2024年9月~今年7月、長期間にわたり発注の見込みがないのに、車用ホースや接続用部品などの金型と固定器具計1048個を下請け25社に無償で保管させていた。標準的な金型は重さ約80キロ。保管期間は最長で30年以上で、外部倉庫を借りて保管していた業者もあった。

中小企業庁が7月、公取委に勧告を求める措置請求をしていた。

ニチリンによると、バイク用ブレーキホースの同社の国内シェアは98%に上る。昨年までの保管料として約980万円を各社に払い、今年の分の支払い手続きも進めているといい、「勧告を厳粛に受け止める。今後、再発防止策を着実に進めていく」としている。

〔写真説明〕公正取引委員会=東京都港区

2026年09月03日 17時07分


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