
東京女子医大の関連工事を巡り、同大に約2億8300万円を不正支出させたとして、背任罪に問われた同大経営統括部元次長の森洋美(54)と1級建築士の松丸典義(70)両被告の判決が14日、東京地裁であった。福島直之裁判長は「従属的な立場だったが、刑事責任は軽視できない」として懲役2年6月、執行猶予5年を言い渡した。
福島裁判長は、2人が同大元理事長の岩本絹子被告(79)=同罪で公判中=の指示で関与したと認定。不正に支出された金の一部は、森被告を通じて岩本被告に渡ったと指摘し、「計画的かつ巧妙で悪質な犯行だ」と述べた。
判決によると、2人は岩本被告と共謀し、2018~21年、新校舎や新病棟建設工事の建築アドバイザー報酬などとして同大から松丸被告名義の口座に送金させ、損害を与えた。
岩本被告は6月の初公判で無罪を主張している。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区
2026年09月14日 15時03分