
東京都中野区の商業施設「中野ブロードウェイ」の時計店から高級腕時計4本(販売価格計約2億円相当)が盗まれた事件で逮捕されたチリ国籍の男2人が、事件の3日前にも大田区内の民家から腕時計を盗んだなどとして、警視庁捜査3課は28日、窃盗容疑などで2人を再逮捕した。いずれも容疑を認めている。
再逮捕されたのは、ピニャ・グスマン・ジェレミー・パオロ(24)、マンサーノ・ケサダ・ボリス・アレクシス(33)両容疑者=いずれも窃盗罪で起訴。
同課によると、マンサーノ容疑者は「日本は刑罰が緩いと母国で聞き、高級住宅街を狙った」と供述。欧州で2025年7~11月、窃盗を繰り返したと話し、「イタリアに(盗品を)売却するつてがあった」と説明しているという。
再逮捕容疑は8月22日昼ごろ、大田区の戸建て住宅に侵入し、外国紙幣(計約200ユーロ)ほか高級腕時計3本など計10点(時価合計約790万円相当)を盗んだ疑い。
2人は前日にオーストラリアから羽田空港に到着。同25日に中野区の時計店でショーケースをハンマーで割り、高級ブランドの腕時計4本を盗んで逃走し、同27日に大阪市内で逮捕された。
同課によると、関西空港を同日に出発し、イタリアに寄ってからチリに向かう航空券のデータが第三者からSNSを通じてピニャ容疑者に送られていたことが新たに判明した。
中野で盗まれた腕時計のうち1本は発見されたが、残る3本は見つかっていない。マンサーノ容疑者は「大阪市内でスペイン語を話す男に渡した」などと供述。同課は、盗品の回収役や処分役など仲間がいる可能性があるとみて詳しく調べる。
〔写真説明〕警視庁本部=東京都千代田区
2026年09月28日 17時10分