
学校法人森友学園への国有地売却に関する財務省の公文書改ざん問題で、改ざんを指示されて自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(55)が国に文書開示を求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、大阪地裁(山本拓裁判長)であった。国は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
雅子さんは近畿財務局の他の職員が使っていたノート3冊などの開示を求めている。閉廷後の記者会見で「国は裁判を長引かせて世の中から忘れられるのを待っているのではないか」と語った。
大阪高裁は2025年、雅子さんの訴えを認め、財務省が検察に任意提出した文書の不開示決定を取り消した。同省はメールなど計約14万枚を開示したが、ノートなどは「公開すれば個人の権利利益を侵害する恐れがある」と不開示とし、改ざんを主導したとされる佐川宣寿元理財局長の具体的な指示なども明らかになっていない。
〔写真説明〕夫の俊夫さんの遺影と共に記者会見する妻の赤木雅子さん=14日、大阪市北区
2026年10月14日 15時49分