ブルペンでの緊張感とは打って変わり、バットを持つと生き生きとスイングを続ける。昨季は10勝を挙げ、初の規定投球回に到達した日本ハムの山崎。今キャンプでは投手練習に加え、1クールに1度は野手のメニューもこなしている。
東京・日大三高で春の甲子園に出場し、1大会の個人最多記録に並ぶ13安打を放つなど、アマチュア時代から打者としてもスカウトの評価が高かった。その選球眼の良さに目を付けた新庄監督は、山崎に打者として出場できる準備をしておくよう指示を出している。
第2クール最終日の9日、山崎は屋内練習場でコースに逆らわない打撃を意識しながらバットを振った。「本業じゃない仕事みたいな感じでプレッシャーがない。楽しいですよ」。清宮幸や伏見にアドバイスを求めるなど、向上心を持ってはつらつと取り組む。
現役時代に外野手ながら投手に挑戦した経験を持つ新庄監督の下、期待の左腕は打者の考え方や体の使い方を会得し、幅広く活躍してチームに貢献するつもりだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕打撃練習する日本ハムの山崎=9日、沖縄県名護市
〔写真説明〕ブルペンで投球練習する日本ハムの山崎=12日、沖縄県名護市
2025年02月16日 16時16分