
自らにとっても、チームにとっても大きな白星となった。ソフトバンクの大関が3年ぶりの完封。112球を投げ切り、「新たな一歩という意味では確実に踏み出せた」と笑顔を見せた。
テンポ良く、真っすぐと変化球をコーナーに投げ分けた。終わってみれば広島に許した安打は四回の二塁打のみ。そのピンチも5番モンテロにカーブを引っ掛けさせ、投ゴロで切り抜ける。味方の再三の好守にも助けられ、「エネルギー、勇気をもらうような感覚があった」と感謝した。
13勝5敗で勝率第1位のタイトルを手にした昨季から一転、開幕から苦しんだ。6日に3敗目を喫して2軍落ち。フォーム以外に考え方も見詰め直した。一つのことに集中し過ぎるあまり、独り相撲になっていた姿を反省して「芯を持ちながらも周りが見られるように」。この日は視野を広く持つことを意識しながら、冷静に打者と勝負ができた。
開幕ローテーションの投手が次々と離脱する中、大関が戻ってきたことはチームにとっても大きな意味がある。小久保監督は「悔しい思いもしただろうが、自分の中で手応えを感じてもらえれば」。過密日程が続く交流戦で、救援陣を休ませた左腕をねぎらった。
【時事通信社】
〔写真説明〕完封勝利し、喜ぶソフトバンクの大関=29日、みずほPayPay
〔写真説明〕完封勝利し、小久保監督(左端)に迎えられるソフトバンクの大関(左から4人目)=29日、みずほPayPay
2026年05月29日 22時10分