W杯、レジェンドの功績に光を=米サッカーの礎築いたペレさんら



サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会後の4年間で多くの名選手がこの世を去り、悲しみに包まれた。4年に1度の祭典を機に、サッカー史を彩ったレジェンドの功績に改めて思いをはせたい。

カタール大会が閉幕したばかりの22年末、「サッカーの王様」と呼ばれた元ブラジル代表のペレさんが82歳で亡くなった。W杯は17歳で初出場した1958年大会で「王国」の初優勝に貢献。計3度の優勝を遂げた唯一の選手だ。

70年代には北米リーグのニューヨーク・コスモスでプレーし、米国内におけるサッカーの普及と発展に尽力。94年W杯米国大会、そして今年の北中米3カ国大会の開催につながる礎を築いた。

元ブラジル代表のマリオ・ザガロさんは、24年1月に92歳で息を引き取った。W杯は選手として58年、62年大会で連覇。70年大会では指揮官として制覇に導き、選手、監督の両方でW杯で優勝した最初の人物となった。ブラジルは今回、2人の亡き英雄の思いを胸に6大会ぶりの頂点に挑む。

同じく選手、指導者として成功したフランツ・ベッケンバウアーさんも、24年1月に78歳で死去。元西ドイツ代表の「皇帝」は、DFでありながら攻撃にも参加する「リベロ」のシステムを確立。W杯は地元開催の74年大会を制し、90年大会は監督として頂点に導いた。ペレさんとは、コスモスで共にプレーし、米国でのサッカー熱を高めた。

元日本代表で、不世出のストライカーと言われた釜本邦茂さんは、昨年8月に81歳で他界。68年メキシコ五輪で得点王に輝き、日本の銅メダル獲得の原動力となった。日本サッカーを世界の舞台へ押し上げた精神は、未到の8強以上を目指す日本代表に受け継がれている。

【時事通信社】 〔写真説明〕国際サッカー連盟の式典でペレさん(左)と写真に納まるベッケンバウアーさん=2004年9月、スイス・チューリヒ(EPA時事)

2026年06月02日 15時46分


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