丸、劇的な満塁逆転アーチ=長嶋さん一周忌の試合で―プロ野球・巨人



巨人が3点を追う八回1死満塁。打った瞬間、ぐんぐん伸びた打球に球場中の視線が集まった。本塁打を確信した丸は、一塁ベンチへ指をさしてスキップするように駆けだす。自身、3年ぶりの代打満塁本塁打。「ホームランの時の走り方を忘れていた」。長嶋茂雄さんが亡くなって1年の特別な日に、劇的な逆転アーチを架けた。

仲間が3連打でつくった1死満塁。代打で打席に入り、「何とか事を起こせたら。理想を言えばつなぐことができれば」。フルカウントまで粘った末の一発は、巨人ファンが埋めた右翼スタンド、しかも長嶋さんの巨大看板の方向へ飛んでいった。

試合前の丸は、5年前を思い出していた。2軍施設で調整していた自身のために長嶋さんが駆け付け、打撃練習を見てくれた。グラウンドだけでなく、屋内練習場でも理想的な打撃姿勢を指導するスーパースター。「夢のような時間だった。それが、ここ一番で最高の結果になってくれた」

今季はスタメンの試合が少なく、チームも波に乗り切れない状況が続く。「なかなか苦しい戦いが続いているが、きょうのようにチーム一丸となって、最後まで諦めることなく戦っていきたい」。見守ってくれている長嶋さんに誓いを立てた。

【時事通信社】 〔写真説明〕8回、逆転の満塁本塁打を放ち、チームメートに迎えられる巨人の代打・丸(右端)=3日、東京ドーム

2026年06月03日 22時32分


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