
【ナッシュビル時事】14日に米テキサス州ダラス近郊で行われたサッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、1次リーグF組の日本は初戦でオランダと2―2で引き分けた。熱戦の最中、森保監督が選手に「45」や「3」など数字が大きく書かれたホワイトボードを向けていたことが話題になっている。
古典的な手段で隠す様子もなく、作戦や何かを指示しているような光景が印象的で、海外メディアにも取り上げられた。しかし、実は試合時間を示していたのだという。
会場の電光掲示板はピッチ中央の上部にあり、出場した選手によると、位置や角度によってかなり見えにくくなっていた。塩貝(ウォルフスブルク)は「何も見えなかった。あれはちょっと工夫が必要だなと思う」。何とか時間を伝えようと考えた緊急措置が、ホワイトボードを使う確実で現実的な方法だった。
小川(NECナイメヘン)は「1人の選手に言っても、そこから伝達するのに時間がかかってしまうので、ああいう方法になったと思う」と説明。「『何か書け、何か伝えろ』みたいな感じ。佑都(長友)くんを中心にそんな状態だった」と、ハプニングにベンチも少し慌てていたという。
日本はこの試合、2度リードされながらも粘り強く追い付き、勝ち点1をつかんだ。「やれることは尽くしたんじゃないか。あれ以外に方法はない」と納得顔の小川。日本は第3戦のスウェーデン戦もダラスで試合をする。会場に改善は見られるのだろうか。
【時事通信社】
〔写真説明〕オランダ戦の前半、ホワイトボードを掲げる森保監督=14日、米ダラス
2026年06月16日 15時59分