
敗戦濃厚だった試合終了間際、川崎は土壇場で追い付き、引き分けに持ち込んだ。長谷部監督は渋い表情ながらも「最後まで諦めず、1点を最後にもぎ取ったことは前向き」。胸をなで下ろした。
前半は主導権を握り、紺野の突破を生かしたサイド攻撃や、短くつないでの中央突破など、多彩な仕掛けでゴールに迫った。だが、得点にはつながらず、後半開始直後に失点。このまま終わるかと思われたが、ゴール前でボールを拾ったロマニッチが押し込み、勝ち点1を手にした。
ボール保持からの得点は課題として取り組んできた部分。しかし、初戦では成果を示せなかった。不満やもどかしさは残るだろう。長谷部監督は「攻撃というのはシュートで終わりたいが、そこが足りなかった」と反省を口にした。
黒星スタートを切るよりはずっといいとはいえ、望むような戦いからは程遠い。2年目となる指揮官は「勝ち点3が欲しかったが、1年間で考えるようにしたい。次こそは勝つために積み上げていきたい」。長い戦いを見据えて言った。
【時事通信社】
〔写真説明〕後半、試合終了間際に同点ゴールを決めて喜ぶ川崎のロマニッチ(右端)=9日、味スタ
2026年08月10日 00時11分