恩師への思い胸に好投=涌井、記憶に残る白星―プロ野球・中日



ポーカーフェースを保ちつつ、内には熱い思いを秘めていた。中日の涌井が阪神打線を6回無失点に封じ、4勝目。「チームがいい流れだったので、継続できたことがよかった」と汗をぬぐった。

最速149キロの直球は力があった。四回は無死一、二塁で大山の左前打を細川が好返球し、生還を狙った二塁走者を本塁タッチアウト。そして続く前川を一ゴロに打ち取りダブルプレー。最大のピンチをしのぎ、「高さを間違えず、守備にも助けられた。いい試合だった」。

母校の横浜高の元監督、渡辺元智さんが亡くなってから初の1軍登板。「プロ野球に入るための土台をつくってくれた」という恩師に白星をささげ、「少しでも供養になるかな」。さらには横浜高の先輩、松坂大輔さんの日米通算勝利数に並ぶ170勝に到達し、「目指していた数字。家に帰ってからかみしめたい」。記憶に残る1勝になったのだろう。

チームは今月2度目、今季最長に並ぶ5連勝。Aクラス入りも見えてきたが、「まだ5位。勝つだけ」。クライマックスシリーズ進出を争う終盤戦に向けて、酸いも甘いも知る40歳の存在が心強い。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投する中日先発の涌井=26日、バンテリンドーム

2026年08月26日 22時21分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース