
フィギュアスケート女子で昨季四大陸選手権を制した青木祐奈(24)=日本建物管財=は、今季も競技会のリンクに立っている。泣きながら現役を続けるか悩んでいたかつての姿は、もうない。
随一と評される表現力を磨き、昨季はショートプログラム(SP)、フリーとも代表作になるようなプログラムに仕上げた。どちらも自己ベストを大幅に更新。主要国際大会で初めて目に見える結果を残し、開花した。
珍しいルッツ―ループの連続3回転など、高得点を取れるジャンプが安定してきた。「昨季の後半からしっかり自分のペースをつかめてきて、ジャンプも自分で修正できるようになった」。昨季の全日本選手権ではフリーで3位に入って総合5位。結果がついてきたことで、自信も深めた。
大学卒業後は、練習拠点のMFアカデミーでアルバイトをしながら現役を続けてきたが、今ではスポンサーもついた。
巧みな身のこなしで振り付けを表現する力は十分。今季はスケーティングの質を磨いている。ミラノ・コルティナ五輪銀メダルの坂本花織さんらを例に挙げ「スケートだけで迫力を伝えられるようになりたい」と話す。
今季は初戦で、シニアに上がった世界ジュニア選手権女王の島田麻央(木下グループ)に次ぐ2位と好スタートを切った。「私にしかできないスケートを見せつつ、スケートでしか表現できない良さを多くの方に見ていただけたら」と意気込む。
【時事通信社】
〔写真説明〕国民スポーツ大会冬季大会、フィギュアスケート成年女子SPで演技する青木祐奈=1月31日、青森・フラット八戸
2026年08月30日 07時05分