
勝ち名乗りを受ける表情からも全く気負いを感じさせない。先場所に続いて横綱昇進に挑む霧島が、新小結の伯乃富士を下して連勝発進。「いろんな技を出してくる相手なので、よく見ながらいった」と手応えを口にした。
過去の対戦成績が4勝3敗の難敵。場所前の稽古場でも相撲を取った相手の鋭い当たりを受け止め、左四つに組んで機をうかがう。すくい投げで崩して両まわしを引くと、ぐいぐい前進して寄り倒した。「最後、よく我慢して、変なことをしないように落ち着いていった」
約1カ月の間に計28日行われた夏巡業。暑さもあって疲労も蓄積する中で宿舎近くのジムを自ら探し、夜になればスクワットなどで下半身を鍛えた。後輩力士がトレーニングをしていると聞き、「行かないと、負けた気分になっちゃって」。4月に30歳を迎えたが、向上心が尽きることはない。
番付の頂点を極めるためには、内容を伴う優勝が求められる。「一番一番、集中して取っていくことが大事。この気持ちを忘れずに」。これまでの2場所はいずれも12勝3敗で決定戦に進んでいる。わずかに届いていない賜杯へ、ぶれることなく突き進む。
【時事通信社】
〔写真説明〕霧島(上)は伯乃富士を寄り倒しで下す=14日、東京・両国国技館
2026年09月14日 20時36分