
陸上男子走り高跳びで世界選手権2大会連続入賞の赤松諒一(西武プリンス)は、愛知・名古屋アジア大会に今季初戦として臨む。昨秋以降に左足の手術を2度受け、跳躍練習を始めたのは8月下旬。約1年ぶりの実戦が大舞台となるが、「優勝を目指す。自己ベスト近くまでクリアできれば」と自信は揺るがない。
2023年夏に左足小指を疲労骨折。痛みを抱えながら、同年の世界選手権で8位に入った。24年3月に患部にボルトを入れる手術を受け、同年夏のパリ五輪は現自己記録の2メートル31を成功して5位入賞。昨年9月の世界選手権東京大会でも8位に入り、大舞台での勝負強さは際立つ。
昨季終了後、患部に骨盤の骨を移植して留め具で固定。しかし、今年3月に再び左足に痛みが走った。痛みの原因とみられる留め具を4月に除去。6月から練習を再開し、患部に負担をかけないバイクやウエートトレーニングを続けた。
8月下旬の跳躍練習は短い助走で1メートル80を跳んだ。痛みはなく、「自分の中に感覚が残っていた。跳躍は問題ない」と手応えを得た。林陵平コーチは「2メートル10ぐらいまで体が浮いていた。すごいなという印象」と目を細める。
赤松は岐阜県出身の31歳。冬場は名古屋市内にある所属先のホテルで勤務し、バーテンダーも経験。アジア大会には友人や同僚に加え、バーの客も応援に来る予定という。前回大会は6位。「リベンジを果たしたい。期待に応えられる跳躍を見せたい」と復活を誓った。
【時事通信社】
〔写真説明〕世界陸上の男子走り高跳び決勝、2メートル24の跳躍を成功させる赤松諒一=2025年9月16日、東京・国立競技場
2026年09月17日 14時30分