
シーズン最後の登板。この日に限れば、巨人の戸郷がエース復権と言える好投を見せた。六回1死までパーフェクト、九回2死まで投げて2安打1失点。「自分の中では納得して終えられたかな」と振り返った。
立ち上がりからストライク先行。力強い直球に落差のあるフォークと切れ味鋭いスライダーを織り交ぜた。テンポ良くアウトを重ね、五回まで走者を出さない圧巻の投球。六回1死から石原に初安打を許した後も、気落ちせずに打者を打ち取っていった。
それだけに、九回は惜しまれた。2死を取った後に中村奨にソロを浴び、続く代打モンテロに四球を与えたところで降板。あと1人で完封も完投も逃した。「完封も意識はしていたけど、そういう記録よりチームの勝ちが大事。とにかく勝ててうれしい」。抑えのマルティネスが、しっかり締めてくれたことを喜んだ。
左太もも裏の肉離れから復帰後、5試合目の登板で6月23日以来の白星を手にした。「一試合も負けられない中で登板させてもらえて、選手としてすごく誇りに思う。何とか最後まで諦めずに頑張りたい」。首位阪神との差を1.5ゲームに縮め、逆転優勝への望みをつないだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕力投する巨人先発の戸郷=29日、東京ドーム
2026年09月29日 22時22分