日本に差した光=「世界新」「60年ぶり金」―愛知・名古屋アジア大会



2028年ロサンゼルス五輪まで2年。大舞台を目指す選手にとって、愛知・名古屋アジア大会は現在地を知る貴重な機会になった。競泳男子200メートル平泳ぎでは、17歳の大橋信(枚方SS)が2分4秒83の世界記録を樹立。他にも次世代の活躍が光り、近年の五輪で伸び悩んでいた日本に光明が差した。

卓球男子団体は決勝で強豪中国を破り、60年ぶりの優勝。張本智和(トヨタ自動車)は「足りなかった自信を得て、これから先に進んでいける」。レスリング女子57キロ級の藤波朱理(レスター)は準決勝でまさかの敗戦。公式戦の連勝が155で止まり、「負けを絶対に意味のあるものにしたい」と誓った。

陸上は28年ぶりに2桁の金メダルを獲得し、ロス五輪で2大会ぶりに実施されるソフトボールは7連覇を達成。五輪では実施されないとはいえ、コンピューターゲームで争うeスポーツは11歳の栗原悠輝(東京ヴェルディ)が「ぷよぷよe」で優勝する印象的な活躍もあった。

日本オリンピック委員会(JOC)は今夏に「チームビルディング」を実施。競技の垣根を越えた連携を図り、5都府県の分散開催でも選手団の一体感が醸成されるよう工夫した。暑熱対策などの情報を載せた「コンディショニングガイド」も配布。いずれもアジア大会では初の試みだった。JOCや各競技団体、選手らは今大会で得た経験を生かし、さらなる高みを目指すことになる。

【時事通信社】 〔写真説明〕閉会式で打ち上げられた花火=4日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム

2026年10月04日 19時59分


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