
愛知・名古屋アジアパラ大会に出場する日本勢のうち、金メダルの有力候補の一人がバドミントン男子の梶原大暉(ダイハツ)。2021年東京、24年パリのパラリンピック2大会で頂点に立った24歳は「シングルスとダブルスで2冠を取りたい」と自信を込める。
中学2年の夏、野球の練習に行く途中で交通事故に遭い、車いす生活になった。元気になってスポーツができる姿を見せたいとの思いから、パラスポーツの道に進むこと決めた。車いすを器用に動かす選手の姿を見て、車いすバドミントンに「一目ぼれした」と振り返る。
持ち前の素早い車いす操作と正確に打ち分けるショットを生かし、9月に東京で開催された国際大会でシングルスの連勝記録を195に伸ばした。「プレッシャーもあるが、分析されても自分の成長スピードで上回れればいい」。体の負担軽減につなげようと、上半身の強化にも励んできた。
ダブルスへの思いも強い。ペアを組む西村啓汰(花王)とは練習中に撮影した動画を一緒に確認し、意見のすり合わせを大切にしている。
国際大会に出始めた頃、世界トップの韓国選手から受けた助言を今も競技に生かしている。「今度は自分が中心になって、引っ張っていきたい」。第一人者となった今、頼もしく口にする。
注目度が高まる自国開催の今大会。「パラバドミントンを身近で見てもらえるめったにない機会。レベルの高い試合をして、魅力を感じてもらいたい」。若きエースはさらに成長した姿を見せるつもりだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕パリ・パラリンピックのバドミントン男子シングルス(車いすWH2)で金メダルを獲得し、笑顔を見せる梶原大暉=2024年9月、パリ
〔写真説明〕パラバドミントンの国際大会、ヒューリック・ダイハツジャパンの男子シングルス(車いすWH2)でプレーする梶原大暉=9月13日、東京体育館
2026年10月17日 07時14分