強肩に加え長打力も=青学大の捕手渡部海―プロ野球・ドラフトを待つ逸材(3)



青学大主将で捕手の渡部海は、強肩強打で鳴らし、高い総合力を備える。「チームが勝つことが、捕手としては一番評価されるポイントだと思う」。十分な実績を引っ提げ、プロの世界へ挑む。

智弁和歌山高2年時の夏の甲子園では正捕手を務め、優勝を経験。青学大では入学直後からマスクをかぶり、下村海翔(現阪神)や中西聖輝(現中日)らプロへ進んだ投手とバッテリーを組んだ。全日本大学選手権と明治神宮大会を2度ずつ制覇。青学大の安藤監督は「いい意味で淡々とやれて一喜一憂しない」と信頼を寄せる。

スローイングや捕球の高い技術を持つ。投手の持ち味を引き出すために対話を重視し、渡部は「コミュニケーションは短い時間でも取らないといけない。球種の優先順位などを話し、攻め方につなげるべきだ」と考えを明かす。

180センチ、88キロ。長打力も持ち合わせ、リーグ通算本塁打数は10本を超える。今秋は打席での間合いを見直し、選球眼を磨くことで内角への対応力を高めた。「ボール球を打っても安打にならない。でも内角の甘い球は仕留めたい。その見極めや判断を大事にしている」

広島の田村恵スカウト部長は「ゲームをコントロールする能力は素晴らしい」と高く評価する。渡部は「目の前の試合を全力で戦い、やるべきことをやり尽くすだけ」。どっしりと構え、吉報を待つ。

【時事通信社】 〔写真説明〕マスクをかぶる青学大の渡部海=9月18日、神宮球場

2026年10月17日 07時17分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース