
目の覚めるような破裂音を残し、打球は左中間席へ消えていった。ソフトバンクの正木が五回、チームをCS突破に導く逆転2ランを放った。
直前の五回表、一塁守備での悪送球がきっかけとなり、日本ハムにリードを許した。それだけに、何としても挽回したい打席だった。「(前田悠が)最少失点でしのいでくれた。絶対に取り返す」という強い気持ちが、スイングにこもった。
1死二塁で、追い込まれてから加藤貴の直球を完璧に捉えた。打球速度173キロのライナーは瞬く間にスタンドへ。球場のどよめきは、徐々に歓声に変わった。
左肩のけがから再起を果たした今季。5月から1番に定着し、自己最多の28本塁打に加えて高い出塁率を残した。主力として臨む短期決戦は「1戦目から緊張せず、いい心の状態だった」。自信を胸に臨み、結果につなげてみせた。
劣勢をものともせず、3試合連続の逆転勝ち。小久保監督は「投手も野手も、トッププレーヤーとしての準備をしていたから、この結果になった」とナインをたたえた。パ・リーグ王者がペナントレースそのままの強さを発揮し、2年連続の日本一へ突き進む。
【時事通信社】
〔写真説明〕5回、逆転の2点本塁打を放ち、喜ぶソフトバンクの正木=16日、みずほPayPay
〔写真説明〕5回、逆転の2ランを放ち、祝福されるソフトバンクの正木(右端)=16日、みずほPayPay
〔写真説明〕日本シリーズ進出を決め、場内を一周するソフトバンクの小久保監督(右手前)ら=16日、みずほPayPay
2026年10月16日 22時37分