時事通信が13~16日に実施した6月の世論調査によると、石破内閣の支持率は前月比6.1ポイント増の27.0%となった。不支持率は同4.5ポイント減の48.4%だった。支持率の上昇は4カ月ぶりで、新たに就任した小泉進次郎農林水産相が進める米価高騰対策が支持率を押し上げたとみられる。
小泉氏による備蓄米放出などの取り組みについて尋ねたところ、「評価する」が63.8%に上り、「評価しない」は17.9%にとどまった。小泉氏が意欲を見せるコメ増産への賛否は「賛成」84.3%、「反対」3.1%。コメ輸入増は「賛成」25.4%、「反対」52.5%だった。
7月実施見込みの参院選の結果、議席がどうなってほしいか聞いたところ、「自民、公明両党で過半数を占める」が37.3%、「野党で過半数を占める」が34.3%で拮抗(きっこう)した。
内閣を支持する理由(複数回答)は「他に適当な人がいない」10.7%、「首相を信頼する」8.0%、「党を支持している」4.8%などの順だった。支持しない理由(同)は「期待が持てない」25.3%、「リーダーシップがない」17.4%、「政策が駄目」16.7%などと続いた。
調査は全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は58.1%。
【時事通信社】
〔写真説明〕参院予算委員会で答弁する石破茂首相。左後方は小泉進次郎農林水産相=2日、国会内
2025年06月19日 17時01分