
【ワシントン時事】トランプ米大統領は10日、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ幅に関し「小さい」と指摘した。FRBは同日、政策金利を3会合連続で0.25%引き下げると決定。トランプ氏は「(利下げ幅を)少なくとも倍にできたはずだ」とも強調した。ホワイトハウスで記者団に語った。
トランプ氏はパウエル議長を「頑固者」、FRBを「無能」とけなし、「金利は下がっているものの、それほどではない」と非難した。
その上で、「米国の金利水準はもっと低くあるべきだ」とさらなる利下げを要求。選定を進めている次期議長に関して「金利に正直な人物を探している」と述べ、利下げを求める自身の意向をくむ候補を選ぶ考えを示唆した。
【時事通信社】
〔写真説明〕トランプ米大統領=10日、ホワイトハウス(EPA時事)
2025年12月11日 12時45分