高市首相、献金規制「答弁控える」=衆院予算委で質疑続行



衆院予算委員会は10日午前、高市早苗首相と関係閣僚が出席して、2025年度補正予算案に関する2日目の基本的質疑を行った。立憲民主党の奥野総一郎氏は、国民民主・公明両党が提出した企業・団体献金規制強化法案に賛同するよう要求。首相は「議員立法の内容に関わる質問で、答弁を控える」と述べた。

奥野氏は自民党派閥の裏金事件など「政治とカネ」の問題に「決着がついたと思うか」と追及。首相は衆院政治改革特別委員会で企業・団体献金見直しに関する法案が審議中であることを踏まえ「国会で審議し結論が出ることを期待している」と述べるにとどめた。与党が衆院議員定数削減法案の審議を求めていることについて、「国会に委ねられるもので答弁はできない」とかわした。

奥野氏は片山さつき財務相が1日に開いた政治資金パーティーを問題視。片山氏は「(閣僚)就任前から予定していたもので(大臣)規範に抵触しない」と反論した。奥野氏は日本維新の会の遠藤敬首相補佐官が自身の公設秘書から寄付を受けていたとする週刊誌報道を受け、遠藤氏の参考人招致も要求した。

【時事通信社】 〔写真説明〕衆院予算委員会で答弁する高市早苗首相=10日午前、国会内

2025年12月10日 10時39分


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