
【ソウル時事】韓国軍によると、北朝鮮は4日午前7時50分ごろ、平壌付近から日本海に向けて弾道ミサイル数発を発射した。日本の防衛省も北朝鮮から少なくとも2発の弾道ミサイルが発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられると発表した。
同省によると、2発は最高高度約50キロで、約900~950キロ飛行。いずれも変則軌道の可能性があり、詳細を分析している。船舶や航空機への被害は確認されていないという。
小泉進次郎防衛相は記者団に「一連の北朝鮮の行動はわが国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものだ」と非難。日本政府は中国・北京の大使館ルートを通じ北朝鮮に厳重に抗議した。
高市早苗首相は関係省庁に対し、情報収集や分析に全力を挙げ、国民に迅速な情報提供を行うよう指示した。首相公邸に秘書官を集め、対応を協議した。
日米韓3カ国の外交当局者は電話で協議。今回のミサイル発射は国連安全保障理事会決議に違反するとの認識で一致し、挑発行動をやめるよう北朝鮮に求めていくことを確認した。
北朝鮮による弾道ミサイル発射は昨年11月7日に短距離弾を撃って以来。韓国の李在明大統領は4日から訪中し、5日には習近平国家主席と会談する。北朝鮮には、中韓首脳会談で核・ミサイル問題が議題となるのをけん制する意図がありそうだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕記者団の取材に応じる小泉進次郎防衛相(左)=4日午前、防衛省
2026年01月04日 21時33分