政府、トランプ氏に立ち寄り打診=5月訪中前後に首脳会談模索



5月中旬に予定されるトランプ米大統領の中国訪問に合わせ、日本政府が日本への立ち寄りを米国側に打診していることが分かった。高市早苗首相との日米首脳会談を行い、日中関係や台湾問題などを巡り、認識の共有を図る考え。複数の日米政府関係者が30日、明らかにした。

実現すれば、両首脳の対面会談は3月の首相訪米時以来。イラン情勢を受けてトランプ氏の日程が流動化する中、米側は回答を保留しており、「決まるとしても直前」(日本政府関係者)とみられる。来日が見送られた場合、日本側は電話での首脳協議を模索する。

トランプ氏は5月14、15両日に北京を訪れ、習近平国家主席と会談する。同行するベセント財務長官は、事前に日本に立ち寄る意向を明らかにしている。

日本側は、近隣諸国や台湾に対する中国の経済・軍事的威圧といった問題を置き去りにして米中が接近することを警戒している。トランプ氏は米中関係を、両大国が支配圏を分け合う「G2」と表現。米国内で支持率が低下する中、11月の中間選挙を前に貿易面などで成果を焦っているとも指摘され、日本側は頭越しの合意に懸念を強めている。

米中会談で日本が話題になるかも関心事の一つだ。トランプ氏は3月の日米首脳会談で、日中間に「少し緊張感がある」との認識を表明。習氏との会談では「日本を称賛するつもりだ」と語った。

【時事通信社】 〔写真説明〕首相官邸に入る高市早苗首相=30日、東京・永田町

2026年05月01日 07時09分


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