
東京電力ホールディングス(HD)は30日、小林喜光会長(79)の後任に、官民ファンドである産業革新投資機構(JIC)の横尾敬介社長(74)を起用すると正式発表した。6月の定時株主総会の承認を経て、就任する。会長に5代連続で外部出身者を招き、金融出身者は初となる。小早川智明社長(62)は続投し、横尾氏と東電HDの経営再建に当たる。
2021年に就任した小林会長は6月で退任する。同氏は30日の記者会見で、柏崎刈羽原発6号機(新潟県)が今月16日に営業運転を再開したことなどを踏まえ、「(退任の)ちょうどいいタイミングだ」と説明。企業文化など経営改革の進捗(しんちょく)については「しっかりと変えていくには時間を要するもので、今後も課題だ」と注文を付けた。
東電HDは1月に公表した経営再建計画「第5次総合特別事業計画」で、外部資本の受け入れを含めた提携先の募集を始めた。東電HDは11年の福島第1原発事故に伴う賠償や廃炉などで巨額資金の捻出が必要で、経営状態は引き続き厳しい。
【時事通信社】
〔写真説明〕役員人事について記者会見する東京電力ホールディングス(HD)の小林喜光会長(右)と小早川智明社長=30日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕役員人事について記者会見する東京電力ホールディングス(HD)の小林喜光会長=30日午後、東京都千代田区
2026年05月04日 07時14分