電子マネー詐取容疑で男逮捕=返金装いPayPay誘導―「認証コード」とうそ・警視庁



通販サイトの利用者に、在庫切れのためスマートフォン決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」で返金すると偽り、電子マネーをだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は17日までに、電子計算機使用詐欺容疑で、無職木村政信容疑者(33)=札幌市東区伏古=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。容疑を一部否認している。

捜査関係者によると、同様の被害相談は昨年1年間で警視庁に約180件寄せられた。同容疑者は秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で中国語で指示を受け、翻訳アプリを使ってやりとりしていたという。同課は匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)とみて詳しく調べる。

逮捕容疑は仲間と共謀して昨年8月14日、通販サイトで注文をした女性に「在庫切れのため返金手続きを行う」とうそのメールを送信。LINEに誘導した上で、ペイペイの送金専用QRコードを送り、4回にわたって計21万7690円分の電子マネーを送金させてだまし取った疑い。

女性は、グループの仲間とみられる人物から「送金制限を受けているため解除の手続きをする」と言われ、別のLINEアカウントの音声通話で「認証コードを入力して」などと指示されたが、実際には送金画面に金額を入力させられていた。逮捕容疑の他にも、銀行口座の認証などの名目で計約20万円をだまし取られた。

同容疑者は数年前にX(旧ツイッター)を見て応募したと説明。他人のクレジットカード情報の不正利用についてもリクルーターとして関与していたと話しているという。

【時事通信社】 〔写真説明〕警視庁本部=東京都千代田区

2026年06月17日 14時14分


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