
【ワシントン時事】トランプ米大統領は29日、米人工知能(AI)企業の首脳らとホワイトハウスで会合を開いた。トランプ氏は首脳らと、AI開発での企業の「責任」に関する文書に署名。文書でAI企業は「モデルの能力などを監視するため、強固な内部管理体制を導入する」ことなどを強調した。安全性向上のため、参加企業が定期的に会合を開くという。
文書は「各企業には、自社の技術を安全に、顧客や社会との信頼を築く形で開発する責任がある」と指摘。「管理・監査の実施が全ての人にとって安全な未来を確保する上で重要だ」とし、その実行を約束した。
文書には、企業によるリスク管理への自主的な取り組みを列挙した。企業は、外部監査人などと連携して管理や検知の仕組みが機能しているかを評価。取締役会に独立した委員会を設け、問題が生じた場合に是正することなどを明記した。
トランプ氏は記者団に、文書は「道義的な拘束力を持つ」と説明。業界の動向を監視する委員会の設置を検討していると明らかにした。トランプ氏は一貫して規制強化に反対してきた。
文書には、トランプ氏のほか、この日の会合に出席したアンソロピックのアモデイ最高経営責任者(CEO)、オープンAIのブロックマン社長、グーグルのピチャイCEO、半導体大手エヌビディアのフアンCEOら6人が署名した。
トランプ氏は、「非常に強い自主的な監視が行われており、彼らは自分たちで監視しなければならないと理解している」と評価した。
また、トランプ氏は29日、政府文書でAIではなく「スーパーインテリジェンス(超知能、SI)」を使用するよう命じる大統領令に署名した。
【時事通信社】
〔写真説明〕29日、ホワイトハウスで人工知能(AI)企業首脳らとの会合に臨むトランプ米大統領(AFP時事)
2026年09月30日 08時47分