「技能実習」に代わる外国人の新たな受け入れ制度「育成就労」が2027年4月に始まるのを前に、政府は日本語講習を担う教員の確保状況を調査した。その結果、外国人と受け入れ企業を支援する「監理支援機関」として活動する予定の団体の4割弱が、日本語教員を確保するめどが立っていない実態が浮き彫りになった。
調査は出入国在留管理庁と厚生労働省が合同で実施。外国人技能実習機構のメーリングリストに登録された1880団体にアンケートを送り、5日からの3日間で348団体から回答を得た。
育成就労では簡単な会話ができる程度の日本語能力(A1相当)が就労前の段階で要求される。その水準の試験に合格していなければ、就労開始前に講習を100時間以上受講する必要がある。
アンケートによると、348団体が制度開始後の1年間に受け入れる見通しの外国人は1万7247人。このうち、1万3502人(78.3%)はA1相当の試験に合格させた上で入国させることを見込んでいると回答した。
ただ、就労前の講習を担う「登録日本語教員」をどの程度確保できているかを聞くと、「未確保で候補も未定」が125団体(35.9%)に上った。「確保済み」は51団体(14.7%)、「確保見込みあり」は66団体(19.0%)にとどまった。106団体(30.5%)は「調整中」とした。
団体からは「教員が少ない」「教員の探し方や相談先が分からない」などの声が上がったという。登録日本語教員は8月時点で約2万人にとどまっており、入管庁の担当者は「制度の認知度向上が課題。教員確保に一層努めたい」と語った。
【時事通信社】
2026年10月26日 07時03分
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