2020年度予算案は28日に衆院を通過する見通しとなった。与党は衆院予算委員会で27日の採決を目指すが、主要野党は「審議不十分」と反発。棚橋泰文委員長(自民)の解任決議案を提出するなど徹底抗戦の構えで、採決は翌28日にずれ込む方向だ。
衆院予算委は26日の理事会で予算案の審議日程を協議したが、与野党の主張は平行線をたどった。27日に改めて協議。折り合わなければ、棚橋氏が職権で採決を決めるとみられる。
主要野党はこれに先立つ国対委員長会談で、27日の採決に反対する方針を確認。立憲民主党の安住淳氏は記者団に「棚橋氏の解任決議案は出さざるを得ない」と明言した。
決議案が提出されれば、与党は27日の衆院本会議で否決した上で、28日の予算委と本会議で予算案を採決する。
【時事通信社】
2020年02月26日 18時31分
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