
23日の東京外国為替市場の円相場は、乱高下した。日銀金融政策決定会合後の植田和男総裁の記者会見中に1ドル=158円台半ばから159円台前半に下落し、終了直後に一時157円台前半へ2円近く急伸した。心理的な節目となる160円に近づき、政府・日銀による為替介入への警戒感が強まる中、大口の円買い・ドル売りが入った。午後5時現在は158円38~38銭と前日比39銭の円高・ドル安。
円相場の急伸について、片山さつき財務相は23日夕、財務省内で取材に応じ、「(市場を)常に緊張感を持って見守っている」と強調。為替介入を行ったかについては「そうしたことにはお答えできない」と述べるにとどめた。
日銀は決定会合で、政策金利の据え置きを決定。植田総裁の会見は「早期の利上げに慎重だった」(外為仲介業者)と受け止められ、円は売られた。一方、会見の終了直後には円が急騰し、一部では「介入があったのではないか」(国内銀行)との声も聞かれた。
〔写真説明〕片山さつき財務相=15日、東京都千代田区
2026年01月23日 19時32分