トヨタ社長に近執行役員=佐藤社長は副会長、「稼ぐ力」強化



トヨタ自動車は6日、近健太執行役員が社長に昇格する人事を発表した。佐藤恒治社長は副会長に就く。社長交代は3年ぶり。トランプ米政権の高関税政策で経営環境に逆風が吹く中、財務に強い近氏を起用し、収益構造の改善やコスト削減など「稼ぐ力」の強化に取り組む。

近氏は4月1日付で社長執行役員となり、6月の株主総会後に代表権のある社長に就任する。豊田章男会長は留任する。

近氏は経理畑が長く、現在は最高財務責任者(CFO)も務める。東京都内で記者会見した近氏は「環境が厳しくても収益を上げ、事業を止めないことが求められている。悪いときに踏ん張れる構造をつくる」と強調した。

トヨタは近年、部品補給や修理といったアフターサービスから安定的な利益を上げる「バリューチェーン収益」を強化、コスト削減も徹底してきた。同社は、近氏について「収益構造の改善に最前線で当たっている」と説明した。

一方、佐藤氏は日本自動車工業会(自工会)会長や経団連副会長としての活動に軸足を置く。会見では「産業を超えた連携がカギになる。(自動車)業界が一丸となって、日本の勝ち筋をみつけていく」と話した。

〔写真説明〕近健太

トヨタ自動車次期社長(同社提供) 〔写真説明〕記者会見で握手するトヨタ自動車次期社長の近健太執行役員(右)と佐藤恒治社長=6日午後、東京都文京区

2026年02月06日 18時56分


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