
【ニューヨーク時事】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は12日の時間外取引で、米・イスラエルとイランの停戦を巡る不透明感を背景に買いが加速した。米国産標準油種WTIは前週末終値から一時9%超値上がりし、再び1バレル=105ドル台に達した。
米国とイランの代表団は週末に仲介国パキスタンの首都イスラマバードで戦闘終結に向けた協議を行ったが、合意に至らなかった。トランプ米大統領は12日、SNSで米海軍が原油輸送の要衝ホルムズ海峡を「封鎖」する作業を開始すると明らかにし、市場で原油の供給混乱が長期化することへの懸念が高まった。
金融市場全体にリスク回避姿勢が広がり、外国為替相場で「有事のドル買い」が進行。円は一時1ドル=159円台後半に急落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均など主要株価指数の先物も大きく下落している。
〔写真説明〕油田から原油をくみ上げるポンプ=3月17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AFP時事)
2026年04月13日 08時19分