
プルデンシャル生命保険は26日発表した2026年3月期決算で、社員らによる金銭詐取問題を受け、顧客への補償費用として約47億円の特別損失を計上した。1月に公表した被害額約31億円を上回る規模となった。顧客への補償は、外部専門家による補償委員会で審査を進めており、最終的な支払額は変わる可能性がある。
本業のもうけを示す基礎利益は前期比12.6%減の402億円だった。問題を受け、2月9日から新規契約に関する販売活動を自粛していることが響いた。再発防止に向けた体制整備のために事業費が増加したことも利益を圧迫した。
売上高に当たる保険料等収入は6.6%減の1兆4549億円。新契約高は22.9%減の3兆5074億円と大きく落ち込んだ。
同社は経営体制の抜本的な改革を進めるため、販売自粛を11月5日まで延長している。業績は27年3月期に一段と下押しする見通しだ。
〔写真説明〕プルデンシャル生命保険のロゴマーク
2026年05月26日 16時55分